セレクトセール2018 2日目 当歳セール② 個人的な注目馬の追記とフランス×ベルギー戦の感想という名の雑記
ロシアW杯準決勝フランス×ベルギー戦。
アザールやクルトワの言うとおり、確かにフランス戦い方はアンチフットボール的で
なーんも面白くなかった。ただそれだけに、このメンバー集めといてこんなサッカーを完遂させられるデシャンってやっぱある意味凄いなと感じさせられながら、
そういえばクラブレベルでもこんなつまんないサッカーばかりさせてたなと思い出させてくれた。
確かにアンチフットボール的ではあったけれど、
ベルギーの狙いに対してジルーとグリジでヴィツェルとデンベレをマンマークさせビルドアップのルートを限定しボールをサイドに誘導させたり、右サイドでアザールとデブライネをまとめて相手にするのが荷が重いと見るやグリジをそこまでサポートに行かせたり、まあ本当にとにかく全員が守備からという意識の強さそのものは素晴らしかった。
それでも最低限の攻撃を繰り出せていたのはひとえにエンバぺの圧倒的な単騎特攻性能の高さ故でもあり、グリジのなんでも対応できる感といい、このメンバーだからできる戦い方ではあるものの、だからといってこのメンバーでこんな戦い方選ぶか普通?
という観点がどうしても生じてしまうゆえ、やっぱり個人的には煮え切らない面が多かった。
でもまあほんと純粋に強いよフランス。憎たらしいくらい強い。
ベルギーはムニエが使えずシャドリの右サイド自体が苦肉の策ではあったと思うが、
逆手にとり張らせて伸ばして、フェライニでポグバをピン止めしつつできるだけ押し下げ、左の高い位置でアザールとデブライネが絡めることで深い位置まで侵入したり高精度のクロスを放り込める場面は多く作れていた。
このやり方は同時にフランスのカウンター時になるべく数的優位を作らせにくくもしていて上手くいってたと思う。
ただ結局ロリスーヴァランーカンテの圧倒的なセンターラインを崩し切るところまでは叶わず、フランスの対応で次第にサイドでの優位性も失っていき苦しい形になっていっていた。
ポグバをピン止めしていたはずのフェライニも彼らしく時間を追うごとに対応のまずさが目につきだし、逆にポグバによって絶対的なフェライニのフィジカルというベルギーのストロングポイントの一つを消されていく羽目に。
それでも、マルティネスは彼に打てるだけの手は打ったと思う。
アザールを信頼してデブライネを1列下ろし中盤での優位性を取り戻させたり、サイドへ誘導されるのならばサイドで勝ってしまえばいいじゃないとばかりにメルテンスとカラスコ投入。そして最後に前線のバチュアイまで投入と、できることはやった。
ただ、メルテンスのもったいない使い方を見てもわかるように(本来はゴールに直接関与できる位置でプレイさせてこその選手。それをわざわざサイドに出してクロスばっかり上げさせていた)
結局引いてきた相手に対してはアザールの独力突破とデブライネのスーパープレイ以外に頼れるのがルカクとフェライニのパワープレイしかなく、最終的にそこに頼らざるを得ない展開までを考慮するならスタートからフェライニで行ったのがそもそものミスだったのでは? なんて事も考えてしまって。
まあそれもこれもムニエが使えなかったことが発端なんだな恐らく。
使えていれば普通に右からムニエヴィツェルデンベレシャドリという中盤のセットで行ったのかもしれないし。
監督力の差も確かに出たな、っていうゲームだったとも思う。
実際マルティネスにはこれが限界だった。デシャンにはまだ打てる手があった。
ほんとやらせるサッカーはつまんないし、一年のスパンで戦うリーグ戦なんかでは普通にたくさんボロ出してしまうのがデシャンなんだけど、カップ戦やトーナメントにはすこぶる強い。
日本もどうなんだろうね。
西野続投でいいじゃん。なんて意見もたくさん目にしたけれど、おそらく短期間だったからこそという面が大きかったと思うし(実際晩年はJリーグでもまるで結果を残せなくなっていた)
本来は、短期決戦へ向けて(W杯)長期間(4年間)で最低限の結果(出場権獲得)を得ながら調整していくもんだと思うんだけど、日本においては代表というコンテンツがちょっと特殊で、
日本のサッカー=代表チームという形で大多数の国民に認識されちゃってるもんだからW杯のためだけにってやり方では許されないんだよね。
その圧倒的なコンテンツブランド力を維持するためにアジアカップはもちろん、それ自体には親善試合以上の意味は何もないはずの試合でも高パフォーマンスとかエンタメ性や話題性が求められる。
ハリルがあんな切られ方してしまったのも、協会やそのスポンサーたちがサッカー日本代表というコンテンツをどう捉えているかがよくわかる。
なおかつ次の4年には東京五輪が絡んでくるから。
そこを考えても、本田香川に次ぐスタープレイヤー()の存在が必要なわけで(彼らにとってはね)
後任はめっちゃ難しいだろうなあ。
今のところ、せっかく個人レベルではどんどん海外で自分の価値をアピールしてアジャストしていく選手が増えていってんのに
肝心の日本国内が古い価値観にとらわれたままで、ガラパゴス化が進む予感しかない。
如何にも今風な日本社会の縮図ではあるけれど。
いっそ有能な外国人チームに協会ごと乗っ取られるくらいの方が代表としては強くなっていくんじゃないかと思ったりもするがねw
ここまでで2000文字超え。
熱くなってしまいもはや何のエントリーだかわからなくなっている。
では、何事もなかったように昨日の続きをw
458番 ブランカの2018 牡 ハービンジャー
ハービンと合わないはずがないと思うけど今のところ目立った成果の出ていない母父ディープ。でもこの馬はトニービンのナスペリに上級活躍馬続出のNijinskyクロス持ち。
血統表だけで考えるならなかなかスキのない馬。歩様も良かったしデキも問題なさそうだからこういうのがどれだけやれるか注目。母父ディープ最大の弱点であるサイズがそれないにあれば。
母父ディープでも高額落札されたジュベルアリよりこっちを。
芝中距離
……
え~、このあとはあんまりピンと来なかったので結局追記はこの1頭だけになった。
マジで何のエントリーかわからなくなってしまったw
さてもうすぐイングランド登場。ヘンド頑張れ。ロヴレン今日はやらかしても笑顔で許してやるぞ。YNWA