楽しいカオスを作るのは、楽じゃない

リバプールFCに狂い、サラブレッドを愛し一口馬主で悪戦苦闘するオタクが、今世のカオスに身を沈めながら「みんなもこっちに来いよ」と足を引っ張りたがるブログ

プレミアリーグ2018‐19シーズン 第4節 リパプールは薄氷の勝利ながらも開幕4連勝を決める! 感想

さきほど終了しましたプレミアリーグ第4節アウェイでのレスター戦。

結果は2-1で勝利。プレミアリーグになってからリバプールは初めての開幕4連勝を決めました。

どうしてこれで勝ててしまったのか? という他なく、なぜかわからんが結果的に勝っていた。みたいなポルナレフ感のある日本語で形容したくなる1戦だったw

もちろん色々と要因はあるのだろうけれど、ひとまずゲーム内容を振り返っておこう。

まずは今節のスタメン。

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ヘンダーソンがスタメン復帰して、どちらかが外れるのだろうと思われていたミルナーおじさんとワイナルドゥムが両方先発。ということで今季のリーグ戦で初めてナビ・ケイタがベンチスタートとなりました。(まずここ重要)

なお相手のレスターは累積の関係でエースのヴァーディーが欠場です。(これも重要)

そしてキックオフがお昼の12時半からというランチタイムゲームです。(非常に重要)

 

本日のリバプールの試合内容がそれはそれは酷かったこと。そしてなんかよくわからんが勝ててしまったのもだいたいこの3点から説明できると思っている。

 

序盤から好調さを披露するレスター。イマイチ不安定なリバプール。という展開が続きとにかくボールが落ち着かなかったリバプール。

そんな中ロバートソンの強引な突破からマネが一刺しで先制できたことは結果的に値千金の仕事となった。

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それでも流れは変わらず、徐々に好形のアタックを重ねていくレスターとは対照的に思うようにボールを保持できず防戦一方になっていく。

失点は時間の問題かな? という空気ではあったもののなんとか耐えられたのはひとえにアリソン、ダイク、ゴメスの守備ユニットの力。

そんな中、前半アディショナルタイムにCKからフィルミーノの今シーズン初ゴールが決まる。ゲームの流れと関係なしに最高の時間帯にゴールを奪えたことも幸運という他なかった。

Liverpool FC on Twitter: "GET IN BOBBY!!! 💪… "

 

前半の内容から理解できる大きな問題点は明らかな機能不全を起こしていた中盤でした。

ヘンドを底に据えたことでこれまで非常に流動的かつ効果的に機能していたミルナーおじさんとジニの動きが自然と抑制されてしまい、もっと問題だったのは今やリバポのストロングポイントの一つといっても過言でないアリソンやダイクからのハイクオリティなビルドアップにも蓋をするような形になってしまっていたこと。

おかげでボールを有機的にホールドできず、しょうがないから中盤スキップして飛ばすしかなく精度を欠いて相手の思うつぼの状況にはまってしまった。

 

別にヘンドを悪く言いたいのではなく、チームの構成的な問題なわけで

僕は前半はとにかく耐えて早いとこケイタを投入して機能性を取り戻そうと呟いていたりして、別にヘンドはそのままでも中盤どちらかをケイタに替えれば解決するのにってくらい楽観的に考えてもいた。

ケイタを入れるだけでプレスの質が上がり、ボールを奪えて、ボールをホールドできて、さらに効果的に進めることもできるようになる。とまあ本日の問題点が一挙に解消されるというお手軽解決策っぷり。

逆に言えば今季のリバプールのチーム戦術構成においてこのケイタが既にどれほど重要な存在なのかという点の証左でもあった。

要するにバックラインからのビルドアップが大幅なクオリティアップを果たしたことで、それをより活かしていくにはまずケイタが不可欠で、そしてアンカーがヘンドタイプでは詰まってしまう。という事実が明確に浮かび上がる試合になったわけね。

これはもとからだいたい想定できていたことで、だからたぶんクロップもファビーニョの公式戦デビューをここまで遅らせながら調整させているんだろうなってとこまで深読みさせられた。(きっと仮に現状のファビーニョをアンカーに置いても似たような事になるのだろうという意味で)

 

まあこのレスター戦に関してはサイドが押し込まれることも多くアーノルドとロボの機動力も上手く活かせなかったことも大苦戦の要因にはなったんだろうし、してやられたなあという意識の方が大きい。

そしてまあ、遂にリーグ戦初失点を献上するわけです。

まさしく献上だねっ!w

前節の時点でそのうちやらかすわ。とは思っていたものの殊の外早いやらかしw

とはいえスタイル的にありうる結果でもあるわけで、ある程度はしょうがないという気持ちもある。

というかまずバックパスの適当感がおかしいw

GKがアリソンになってからこういう雑で質もタイミングも悪い

バックパスも増えてきていたので、これを機に今一度気を引き締めてもらえたらいいかなと。

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このショッキングな失点後も劣勢は続いたものの、ケイタとシャキリという完璧な交代カードで秤をじわじわ戻しつつ最終ラインの強度を上げるマティプ投入でなんとかゲームを閉じ切ったリバプール。

こういう試合で勝ち点3を拾えた事実が何よりも大きいのでまずは素直に祝っておきましょう!

影のオーナー様もこの通り喜んでくれているので勝った勝ったで無問題なのである。

 

完全に1点モノのシュートブロックもあったし最後の砦として本当に頼もしさがどんどん増してきているジョーゴメスが今節の個人的MOMであります。

 ですよね~

 

それにしてもランチタイムゲームは本当にいつもいつも選手たちの動きが悪い。

なぜなのだろうか? クロップ以前も現在でも同じなのでまったく原因がわからん。気分的な問題か?w